東日本大震災が起きた11年に、仙台のプロチーム、サッカーJ1ベガルタ仙台で監督を務めていた手倉森誠氏(50=現サッカー日本代表コーチ)が6日、星野氏の死を悼んだ。

 同年の楽天の公式戦最終戦を「同じ被災地のプロ監督として応援し、勉強したかった」と本拠地で観戦。楽天は5位に終わり、星野氏が「東北を熱くすると言ってやって来ましたが…ぬるかったね」とスピーチしたことを覚えている。「最終戦で選手をねぎらうよりも、ハッパを掛けた。それで2年後に優勝した。すごいと思った」と振り返った。

 突然の訃報を悔やんだが「星野さんの魂は被災地にずっと残り続ける。そして被災者を励まし続けると思う」と力を込めた。