野党は19日の参院予算委に続き、佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官の証人喚問の早期実施を、与党に迫る方針だ。麻生氏は佐川氏を「最終責任者」と指摘し、財務省もここにきて、佐川氏が改ざんを知っていたとの認識を示すなど、佐川氏に責任を押しつけようとする流れが明確。

 野党は、真相解明には佐川氏の発言が不可欠とみる。証人喚問は原則、5日前までに証人への通知が必要。立憲民主党の福山哲郎幹事長は18日の民放番組で、19日中に議決するよう要求。野党内では、23日か26日の喚問実施を求める声が出ている。