内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放され、帰国したジャーナリスト安田純平さん(44)が2日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで、帰国後、初めて記者会見を開いた。
会見では、安田さんの拘束から解放までの経緯を、本人の記憶に基づいてまとめたという書面が報道陣に配布された。
◆2015年
6月22日 深夜にトルコから徒歩でシリア入り。ホブス工場に入れられる
同23日 近くの民家に監禁
同26日 深夜、車で移動し、集合住宅の地下牢(ろう)に入れられる
同29日 一戸建ての民家に移動
12月7日 「日本に送るから個人情報を書け」と言われ書かされる
◆2016年
1月6日 家族からの質問項目の答えを書かされる
同16日 別の一戸建て民家に移動
同19日 同じ質問項目の答えを再び書かされる
3月15日 動画撮影
5月9日 別の民家に移動
同14日 ジャンダルマ?(憲兵隊?)拘束
同23日 オレンジTシャツを着て、手書きメッセージを持って写真撮影
7月10日 「ジャバル・ザウイーヤ」の巨大収容施設(地上5階、地下1階?)へ移動
◆2017年
10月17日 動画撮影(2018年7月22日報道)
◆2018年
3月31日 ロの字型・平屋のトルキスタン部隊の施設に移動
6月半ば 「ウマル」の動画撮影(7月17日報道)
7月5日 イタリア人の囚人が同じ施設に入れられる
同25日 「ウマル。韓国人」の動画撮影(7月31日報道)
9月4日ころ 動画撮影(未公開?)
同29日 「ジャバル・ザウイーヤ」の巨大収容施設(地上5階、地下1階?)へ移動
10月22日 一戸建て民家へ移動
同23日 「今からトルコ」と言われ車で移動したあと、トルコ情報機関の車に乗り換えてアンタキヤの入管施設に運ばれる
(原文のまま)