17日午後10時ごろ、茨城県つくばみらい市にある農機具などで知られる大手機械メーカー「クボタ」の研修施設の屋外休憩所で、40代男性社員が40代派遣社員に刃物のようなもので首を切り付けられ、けがをしているのが見つかった。

別の社員が2人がけんかをしている姿を目撃し、119番通報した。男性社員は命に別条はなく、常総署は殺人未遂の疑いで調べている。事件発生から20分後、敷地内の駐車場の車から、派遣社員の男が首から出血して意識不明の状態で見つかっており、署は男性社員を襲った後に自殺を図った可能性があるとみて、回復を待って事情を聴く方針。

署によると、車は派遣社員名義で、犯行に使われたとみられる凶器も含め、車内からは複数の刃物が見つかった。男性社員は派遣社員の指導員だった。クボタ広報は「捜査中なので、詳細についてはお答えしかねます」とコメントした。