安倍晋三首相は18日、京都市の「京都アニメーション」で起きた放火火災について自身のSNSで言及し、「多数の死傷者が出ており、あまりの凄惨(せいさん)さに言葉を失います」とつづった。

火災で亡くなった人の冥福を祈り、負傷者への見舞いの言葉や、1日も早い回復を祈る思いも記した。首相はこの日、参院選の自民党候補の応援で、京都市に近い滋賀、三重両県を訪れていた。

今回、放火火災に見舞われた「京都アニメーション」は、多くの人気作品を手掛けている。日本政府は、アニメを日本から世界に発信する「クールジャパン」の象徴と位置づけており、日本政府としても、深刻な事態だと見ているようだ。

一方、「機動戦士ガンダム」のアムロのコスプレを披露したこともある国民民主党の玉木雄一郎代表も、ツイッターで「悲惨な状況に大きなショックを受けています」とつづった。「まだ事件の背景は不明ですが、アニオタと犯罪を短絡的に結びつけるような報道にならないことを切望します」とも記した。