東京都の小池百合子知事(67)が30日午前、築地魚河岸創業祭を視察した。

「こちらには、オールブラックスの方々もどっと来たとか。築地の名前は世界に響いています」と笑顔を見せた。

築地市場から豊洲市場にバトンを渡してから約1年。小池氏は「築地の名前はこれまでも世界にも知れ渡っているし、豊洲のブランドも定着しつつある。東京の食を伝える意味で、ある意味、ハイブリッドで大きな役割を果たしてくれている」とそれぞれの役割を強調した。

この日午後、東京五輪のマラソンと競歩の札幌移転案が話し合われるIOC調整委員会についても言及。「マラソン、競歩は最後の締めくくりの大切な競技。都民の皆さんも、それぞれの地域で準備されている。ただ暑いというだけで(札幌に)移されるというのは、現状では理解されていない。手続きの問題点を含め、しっかり聞いていきたい。東京都としては、やっぱり東京がいいんです、ということを伝える」とし、あくまでも東京開催を主張する構えだ。