小泉進次郎環境相は28日の衆院予算委員会で、15年6月に軽井沢プリンスホテルに宿泊した際の宿泊費を政治資金収支報告書に記載し、私的利用の疑惑が出ている問題について、答えた。「現地で泊まり込みのカンファレンスがあり、秘書と2人で行った。そのことを(報告書に)報告している。法令に基づいて対応している」と述べた。

この問題は昨年末、「週刊文春」に報じられ、不倫相手とされる女性との密会に同ホテルを使ったのではないかとの指摘が出ている。

質問した立憲民主党の本多平直議員から「公私混同で友人や知人、家族を呼んだりしたことはないか」と突っ込まれると、進次郎氏は「一般論的に言えば、泊まった時に人が訪ねてくることは、否定するものではない」と述べ、他人がホテルの自室を訪れる可能性を否定はしなかった。

その上で「ご指摘の(軽井沢の)内容でいえば、現地で泊まり込みのカンファレンスがあり、秘書と一緒に行った。それを報告書に書いて報告し、法令に基づいて対応している」と主張。問題が指摘されているケースは、あくまでも政治活動での利用だったとの認識を強調した。

昨年末の記者会見でこの話題が出た際、進次郎氏は「政治資金の使用はないと理解している。事務所にも確認し、法令に従って適正に処理していると認識している」と、述べるにとどめていた。