新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック(五輪)の延期を受け、母国の政情不安を理由に、群馬県前橋市で異例の早期長期合宿を行っている南スーダン選手団5人にも影響が出そうだ。

南スーダン選手団は昨年11月に来日し合宿をスタート。新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、2月27日を最後に小学校訪問などの市民との交流もできない状況が続いている。

関係者はこれまでに「(延期なら)選手団のビザが今年11月で切れてしまう。(滞在費も)ふるさと納税で集めた約2000万円の資金面なども、どうするか考えなくてはいけない」と起こり得る影響について語っていた。市は26日11時から王山運動場で延期による南スーダン選手団への対応について、方針を発表する見通し。