国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)が、新型コロナウイルス特別措置法に基づく休業要請に応じないパチンコ店の施設名を公表することについて「人びとの憎しみを焚きつけるような私刑を誘うやり方はよくない」と批判した。

三浦氏は24日、ツイッターで「パチンコは騒がしいので普段から好きではありませんが、見せしめのような店名公表には反対です」と言及。「自粛なんだからあくまでも基本自由であるということを原則として頭においていただきたい。行政が電凸を誘う社会的圧力をかけるべきではないし、潰れて労働者がクビになったら責任を取れるのでしょうか」とした。

続くツイートで「コロナ禍は好ましいものと好ましくないものに人の心のなかで差をつけさせる。望ましくない業態、望ましくない職業。休業して持ち堪えることできない場合、要請にとどまるあいだは営業は自由だと思う」と指摘。「人びとの憎しみを焚きつけるような私刑を誘うやり方はよくない。法治国家はそれをすべきでない」と訴えた。

大阪府は同日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく休業要請に応じない6店舗のパチンコ店の施設名を公表した。