大阪府の吉村洋文知事(45)が7日、府庁で取材に応じ、5日の東京都知事選で再選した小池百合子知事について「小池さんの圧勝」と語った。

小池知事は約366万票を獲得し再選。吉村知事は「都民が小池都政の継続を望んだということ。あれだけ大きな支持を得られた。率直に受け止めて圧勝だと思う」と評価した。

日本維新の会が推薦した元熊本県副知事の小野泰輔氏や、立憲民主、共産、社民が支援した元日弁連会長の宇都宮健児氏らについて、吉村知事は「惨敗ですから」と述べた。「都民が小池さんの都政の継続、評価をされたんだと。小野さんを応援していた維新としても受け止めている」と話した。

吉村知事は、日本維新の会が推薦した小野氏は小池知事と比べると「惨敗」だが、他の候補者と比較すると「健闘した」と評価。「同じ土俵で争えるだけの力はつけたと思っている。他の野党とは互角に戦えた。感謝したい」と述べた。

選挙期間中、小野氏とオンライン対談を行うなど、リモートでエールを送っていた吉村知事。「今回、インターネットを使った新たな取り組みは一定程度できたんじゃないか。そのまま(大阪)都構想の住民投票をするかは別ですが、参考にしたい。インターネットをフル活用する選挙のやり方は参考にはしたい」と話していた。