将棋の史上最年少タイトル獲得者、藤井聡太棋聖(18)が豊島将之竜王(30)への挑戦を目指す、第33期竜王戦決勝トーナメント、丸山忠久九段(49)戦が24日午前10時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。振り駒でと金が4枚出て、先手となった丸山が先手2六歩、後手の藤井は後手8四歩と、お互いに飛車先の歩を突いた。

藤井は誕生日前日の18日、JTプロ公式戦1回戦で菅井竜也八段(28)に勝った。19日に18歳になって、初めての対局で白星を目指す。丸山とは初対決。名人2期、棋王1期の獲得経験がある羽生善治九段と同学年の実力者を相手に、どのような指し回しを見せるか注目だ。

持ち時間は各5時間。昼食休憩、夕食休憩を挟んで、同日夜に決着の見込み。