大阪府の吉村洋文知事(45)は26日、府庁で取材に応じ、25日に発表された25年大阪・関西万博の公式ロゴマークについて「僕もあれを見てから、忘れられへん。あのロゴを1回見たら、一生忘れられない。脳裏にへばりつくようなロゴ」と強烈なインパクトにノックアウト状態だったことを明かした。

さまざまな形の赤い楕円(だえん)を細胞に見立てて大阪府の形のようにつないだ独創的なロゴ。発表直後からネット上では「キモい」「怖い」「キモかわいい」などと大盛り上がり、関連ワードがトレンド上位を独占した。

ネットでの「話題独占」に吉村知事は「マイナスの反響もあっていい。ありきたりなロゴで、だれからも批判が出ず、翌日には忘れさられるロゴよりも、いろいろな意見があったほうがいい」と話した。

さらに「おもしろくて個性的で、大阪はもともと『やってみなはれ』でチャレンジする精神です」と大阪人気質にも言及した。

また25日に大阪府内の重症者が過去最多の72人になったことについて「重症者の方は後に増える傾向があるので、警戒している」と話した。