安倍晋三首相は28日、辞任の意向を固めた。今年、2020年は子(ね)年だが、子年は「政変の年」で知られ、過去にも首相が辞任し、新たな首相へと交代してきた。
今年を含め戦後の子年は7回。過去6回のうち実に5回、首相が辞任し、政権が変わっている。唯一政権交代がなかった84年(昭59)にも、自民党内での権力闘争が起きている。
これまで、「安倍1強」で来た永田町。今年、安倍首相が辞任するなど、ほとんど人が予測しなかったはずだが、子年の政変のジンクスは、今回も生きていたことになる
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▼1948年(昭23)3月 片山哲内閣総辞職受けて、芦田均内閣が発足。芦田内閣も同年10月に総辞職。第2次吉田内閣が発足
▼60年(昭35)7月 安倍首相の祖父、岸信介首相退陣で、池田勇人内閣発足
▼72年(昭47)7月 佐藤栄作首相が辞意表明を受け、田中角栄内閣が発足
▼84年(昭59)10月 自民党総裁選をめぐる権力闘争、「二階堂進・擁立構想」騒動が起きる
▼96年(平8)1月 村山富市首相が退陣し、橋本龍太郎氏が首相に
▼08年9月 福田康夫首相が退陣し、麻生太郎内閣が発足
▼20年8月 安倍首相が辞任の意向を固める