年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、「3密」に決定した。トップ10は「愛の不時着」、「あつ森（あつまれ どうぶつの森）」、「アベノマスク」、「アマビエ」、「オンライン○○」、「鬼滅（きめつ）の刃」、「GoTo キャンペーン」、「リモート」、「ソロキャンプ」、「フワちゃん」となった。
- 「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれた「3密」（共同）
◆流行語大賞
3密 小池百合子都知事
- 「新語・流行語大賞」発表のトップテンに選ばれた「3密」で、リモートで出演した小池百合子東京都知事（撮影・浅見桂子）
受賞理由 厚生労働省などが呼びかけた新型コロナウイルスの感染防止を目的とする新概念、新習慣、「3密」は当初広がりを見せなかった。そんな折、東京都の小池百合子知事が殺到する報道陣に“密です”を連呼したことが報じられると、ネット上で話題となり、ツイッターには発言を題材にした投稿が相次いた。個人開発によるゲームも登場し、ゲーム紹介動画は1週間で830万回以上再生されたという。選考委員の一人、言語学者の金田一秀穂氏は、「“3密”はけなげな日本語である。結婚の条件としての“3高”。大変な肉体労働を表す“3K”。いくつかある
大切な項目をまとめる言い方が日本語にはあって、得意技ともいえる。この悲劇的厄災の中にあっても、日本語はその特性を発揮して注意すべき心得をまとめて表し、予防を喚起した」と評した。
◆トップ10
愛の不時着 俳優・ヒョンビン
- 「新語・流行語大賞」発表のトップテンに選ばれた「愛の不時着」で、映像であいさつするヒョンビン（撮影・浅見桂子）
あつ森（あつまれ どうぶつの森） 任天堂株式会社あつまれどうぶつの森開発チーム
アベノマスク 特定非営利活動法人サラダボウルの皆さん
アマビエ 妖怪研究家湯本豪一記念日本妖怪博物館（三次もののけミュージアム）名誉館長の湯本豪一さん
オンライン○○ 社員1000人参加のオンライン飲み会を実施、コミュニケーション不足を補った東北新社の皆さん
鬼滅（きめつ）の刃 吾峠呼世晴さん
- 「鬼滅の刃」の単行本（共同）
GoTo キャンペーン Go To トラベル、イートを活用した皆さん
リモート
- 「新語・流行語大賞」発表のトップテンに選ばれた「3密」で、リモートで出演した小池百合子東京都知事は、大勢のカメラマンに撮影される（撮影・浅見桂子）
ソロキャンプ ヒロシ
- 「新語・流行語大賞」発表・表彰式の記念撮影でじゃれ合うヒロシ（手前）とフワちゃん（撮影・浅見桂子）
フワちゃん フワちゃん
- 「新語・流行語大賞」発表・表彰式の記念撮影後、、選考委員のやくみつる氏（後方）からお願いされてサインするフワちゃん。右はヒロシ（撮影・浅見桂子）
- 「新語・流行語大賞」発表・表彰式で笑顔で記念撮影する、左から湯本豪一氏、中野博之氏、フワちゃん、ヒロシ、大嶌諭氏、小松由美氏（撮影・浅見桂子）
