東京都の小池百合子都知事は4日、都庁で定例会見を行い、新型コロナウイルスのワクチンの接種状況は整いつつあることに関し、「このところのグッドニュース」と心境を明かした。「もちろん安全性など問題はありますけれど、これまでゼロだったものが1になることは非常に大きな変化であり、前進だと思っている」。今後、受け方などについては専門家とも連携をとりつつ「安全対策を練りながら進めていきたい」と話した。

また赤羽一嘉国交相が、来年1月までの予定だった「Go To トラベル」を来年6月末まで延長する方針を明かしたことに関して「今回、各地域で、止めるとか、自粛とかをお願いする動きになっている。ある意味、事業者の方々へのメッセージとして『この先も続きますよ』という1つの安心になる」と述べた。

東京都も、今月17日まで65歳以上の利用に自粛要請を行っているが「今は短期集中で我慢していただいて、コロナが落ち着いた時には楽しくご旅行いただけるんですよという、2つのメッセージにつながってくる」と述べ、まずは各世代での感染防止徹底を願った。