新型コロナウイルスに自身も感染した小川淳也衆院議員が25日、衆院予算委員会で体験談などを踏まえた質疑を行った。

小川氏は昨年11月、国会議員として3人目の陽性となり、11日間の入院生活を送った。22日に自民党の石原伸晃元幹事長のコロナ感染判明、入院について一部報道を引用して「あれだけ会食ダメ、と言っておきながら自分たちだけは特権かよ。症状ある人が入院できないのに何で無症状で即、入院できるんだ、という声もある」と述べた。そして「入院できない。自宅で亡くなっているという方々が多発している状況の中で、国政にたずさわる、しかも自民党の大幹部が、こういうことだと疑念が生じるのも無理はない」と指摘した。菅氏は「1つのご意見として受け止めさせていただく」とした。

また小川氏は、石原氏が新型コロナウイルス感染して発症した日に石原派の会合で石原氏と会食をともにした坂本哲志1億総活躍相を「てっきり濃厚接触者で来ないのか、と思っていた」と問いただした。感染対策をとっていたとする坂本氏に対し、小川氏は「感染当事者としての経験から濃厚接触者と認定された方のうち、発症する方は1週間から10日以内に発症する。だから、14日間自宅待機するんですよ」と語気を強めた。小川氏は坂本氏を「更迭すべき」と迫ったが、菅氏は「坂本大臣の発言を信じてますから更迭することは考えていない」とした。