丸川珠代五輪相(50)が2日、閣議後の会見で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの国内と海外からの観客受け入れについて「国民の皆さまの理解を得て大会を進めるという観点から、分けて考えた方がよいのでは」と、別々に検討すべきとの見解を示した。3日に行われる大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京都、政府の5者会談で、観客受け入れ判断のスケジュールを協議する予定だ。

また、組織委の橋本聖子会長(56)がこの日の理事会で行った女性理事追加提案について言及。五輪相就任直前まで組織委理事を務め、今は女性活躍なども担当する丸川氏は「よくぞこれだけ早い段階で、動いてくださった」と、バックアップを確約した。2月に会長に就任した橋本氏は改革案として、女性理事の比率を40%以上に引き上げる方針を打ち出していた。【近藤由美子】