集英社は、同社の文庫レーベルから発行する米澤穂信氏のミステリー小説「本と鍵の季節」の帯に記載された「NHKでドラマ化!」という文言について、「現時点ではその予定はございません」とし、謝罪した。

集英社文庫の公式ツイッターは20日、「集英社文庫『本と鍵の季節』に現在巻かれているオビに『NHKでドラマ化!』という文言がありますが、現時点ではその予定はございません。誤った情報を掲載してしまい、大変申し訳ございませんでした」とした。

米澤氏も21日、自身のツイッターで言及。「オビ、まったく聞いていないお話で、寝耳に水でした。オビの制作過程で不運とミスが連鎖して、火のないところに煙が立ったようです……」と説明した。

同作は、高校の図書室を舞台にした青春ミステリー。利用者の少ない放課後の図書室に持ち込まれるさまざまな謎を、図書委員の男子高校生コンビが解き明かす。