東京・上野動物園は19日、双子のジャイアントパンダの近況について、雄のシャオシャオ(暁暁)、雌のレイレイ(蕾蕾)ともに、歩き方が日に日に上達していると報告した。

公開された映像でも、2頭が元気にじゃれ合う様子が見られた。目については、物を識別するほど見えているかは、依然として明確ではないという。来年1月めどで予定される一般公開に向けて、人の声や物音に慣れさせるため、日中はラジオを流している。

健康状態は良好。18日=117日齢時点で、シャオシャオは体重6950グラム、レイレイは7150グラム(体重は50グラム刻みでの表記)と順調に成長している。母親シンシンが1頭の世話をしている間、もう1頭は保育室で飼育管理されている。

シンシンは現在も非公開の室内ですごしているが、屋外にも短時間出るようになった。同園は、シンシンが屋外で食事している間、世話している子どもは保育室で管理し、身体検査や測定を行っている。父親リーリー、姉シャンシャンも健康状態は良好だという。