れいわ新選組の山本太郎代表が9日、衆院内閣委員会で2019年6月の参院文教科学委員会以来、3年ぶりの国会質疑を行った。少数会派のため持ち時間は15分間に限定されたが、コロナ陽性の自宅療養者らに対する食料支援も含めた支援策を掲げ、「一律に現金給付を複数回、行う必要がある。7波、8波と広がっていくという心の不安に対して国から兵たん(補給)を入れていっていただきたい」などと訴えた。

山本氏は「明日(10日)の閣議で話をしていただけませんか」と早急な対応を求めたが、山際大志郎経済再生担当相は「現場からのそういう話があることに関して、お困りの方を何とかお助けできるようにしていく」などと答弁した。

質疑後の会見で山本氏は政府の答弁を「完全に塩(対応)ですね」と批判した上で「一刻も早く、この政治状況が変わらなきゃ、失われる命が増えていくばかり。熱を入れていくことによって、揺らし続けていくことによって変化することはある」などと追及姿勢を強めることを示した。