日本医師会の中川俊男会長が2日の会見で新型コロナウイルスの感染状況について「新規感染者数は減少傾向にあるものの、急激な減少には至っていない」とした。その上で「病床使用率、重症病床使用率は大都市部で高い水準のまま、国内で感染力が高い(オミクロン株の亜種)BA・2の市中感染例が報告されるようになり、BA・2の拡大状況によってはさらに新規感染者数が増加に転じる可能性がある」と警戒感を示した。

現在31都道府県に適用され、6日に期限を迎える「まん延防止等重点措置」が首都圏や関西圏の10都府県で2週間から3週間延長される見通しとなったことについて「医療提供体制がひっ迫している地域では、まん延防止等重点措置の延長はやむを得ないと認識している」と述べた。