本因坊文裕(井山裕太本因坊=32)への挑戦権を争う囲碁の第77期本因坊戦プレーオフ、一力遼棋聖(24)対余正麒八段(26)戦が4日、東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれた。午前10時に始まった対局は、午後8時46分、210手までで白番(後手)の一力が中押し勝ち。初の挑戦権を獲得した。

囲碁界史上初!タイトル保持者と挑戦者が同じ顔触れ 一力遼棋聖が井山裕太本因坊への挑戦権獲得

十段戦に続く挑戦権獲得はならなかった余は、「ちょっと苦しかった。完敗でした」と話した。

リーグの直接対決(昨年12月)では一力に勝った。6戦全勝の単独トップで臨んだ3月31日の挑戦者決定リーグ最終戦一斉対局で、芝野虎丸九段(22)に敗れた。5勝1敗の一力に同星とされ、プレーオフで競り落とされた。あと1歩届かなかった。

「また来期、挑戦権獲得を目指して頑張りたい」と気を取り直していた。