千葉県木更津市真里谷(まりやつ)地区で22日夜、飼い主の自宅から逃げ出していたドーベルマン4匹が路上で発見され、保護された。けが人などはなく、4匹は飼い主の元に戻った。4匹を発見した松戸市に住む市民ボランティアの岡島愛さん(29)が取材に応じた。

千葉県警によると、逃げ出したのは、成犬1匹と生後約4カ月の3匹。4匹は親子とみられ、署員20人態勢で行方を捜索。岡島さんと岡島さんが飼うドーベルマンの「うり」、夫の貴之さん(27)、友人の大場梨恵さん(27)は車2台に分かれて周囲を捜索。1時間ほど捜した22日午後11時半ごろ、路上を歩いていた4匹を発見。「おいで」と声をかけると母犬がおとなしく近づいてきたため、確保した。岡島さんは「1匹でも見つかればいいと思っていたから感動した」と喜んだ。その上で「『怖い犬が逃げた』というイメージを持って欲しくなかった」と話した。【沢田直人】