囲碁に史上最年少9歳のプロ棋士が誕生する。関西棋院は17日、大阪の小学3年生の藤田怜央(れお)くんが、9月1日付で史上最年少の9歳4カ月で初段になると発表した。19年に10歳0カ月でプロになった仲邑菫(すみれ)二段(13)の国内最年少記録を3年5カ月ぶりに更新する。関西棋院によると、9歳4カ月での入段は世界最年少となり、世界史上最年少のプロが誕生する。

◆藤田怜央(ふじた・れお)2013年(平25)4月25日、大阪市生まれ。1歳半のころ、大阪の地下鉄の駅を順番にそらんじ、大人をびっくりさせる。4歳で囲碁を始め、大阪市内の碁会所に週6回、通うようになる。入門10カ月でアマ初段。6歳のとき、「こども囲碁フェスティバル 王座戦」で準優勝。小学1年まで週6回、碁会所に通い、大阪こども囲碁道場にも通うようになった。師匠は星川拓海五段。好きな棋士は井山裕太4冠、余正麒八段。好きな食べ物はすし、焼き肉。好きなスポーツは卓球、サッカー。好きなテレビ番組は「世界の果てまでイッテQ!」。目標は世界一、7冠。家族は両親と兄。身長130センチ。