安倍晋三元首相の国葬が27日午後2時から、東京都千代田区の日本武道館で執り行われた。

開催者側によると、正面式壇は、安倍元首相の「常に闘う政治家でありたい」との信念のもと、国家と国民のためならいかなる批判をも恐れず、ただひたすらに行動してきた政治家としての軌跡を、遺影へとまっすぐに伸びていく生花の道で表現した、などとしている。

また、開催者側によると、周りを彩る花々は、左右に伸びた裾野とともに、頂にうっすらと雪化粧を施した美しい日本の山々をかたどった。日本各地、四季が織りなす自然の美しさを愛し、とりわけ富士山の雄大な姿をこよなく愛した、安倍元首相の思いを表現した、としている。

式壇の中には、遺骨とともに、初当選以来29年間着用してきた衆院議員のバッジ、北朝鮮による拉致被害者の救出の思いから付けていたブルーリボンバッジが安置されているという。