立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、都内で開いた自身が塾長を務める政治塾で講演し、次世代の各界のリーダー、指導者育成を目的に2001年から開催してきた同政治塾を、今回をもって一時休止することを明かした。

「政治塾の中締めだ。私自身は、できるだけ早く再開したい。一時お休みするということで、ご理解をいただきたい」と塾生やOBらに呼びかけた。

節目の日ということもあり、小沢氏は「新品の背広を着ておめかししてまいりました」と述べ、会場を沸かせた。

講演では、自己主張をすることの大切さや憲法改正、安全保障政策など、これまで長年訴えてきた信条などについて、1時間以上にわたり話した。

事務局関係者によると、「私塾」の形になったのは2003年から。小沢氏が当時所属していた自由党が民主党と合併して以降。入塾の審査を前に3000人が応募した時期もあり、これまで、500人以上を、国政をはじめ各界に送り出してきた。

最近はコロナ禍で塾生が集まりにくい状況だったこともあって、今回、20年以上にわたる政治塾の一時休止を決めたという。【中山知子】