日本シリーズでプロ野球阪神が38年ぶりの日本一の王手をかけた2日、大阪・ミナミの道頓堀にある戎橋近くの路上では、トラファンの“王手胴上げ”が行われた。

日本シリーズ第5戦、阪神はオリックスを下し、3勝2敗とし、悲願の日本一まであと1勝とした。飲食店でテレビ観戦していたトラファンらが、試合終了後に店の前に集まり「王手やぞ~!」の雄たけびとともに、トラファンが次々に胴上げされた。

札幌市から来た男性会社員(25)は第4戦を甲子園で観戦。第5戦のチケットがとれなかったため、スポーツバーで観戦した。

38年ぶり日本一の王手に「前回の日本一は生まれていなかった。日本一王手は初めての経験です」と興奮気味に話し、「若いチームなので、ミスもあるけど、勢いに乗ったら強い。厳しい戦いになると思うけど、なんとかあと1勝。岡田監督が胴上げされるシーンを見たい」と祈った。