河野太郎デジタル相が27日の参院予算委員会の質疑中に、自身のスマートフォンを胸元のポケットから取り出して答弁する内容に必要なデータを調べようとして、末松信介委員長から「スマホの利用は…」とやんわり注意される場面があった。

立憲民主党の辻元清美参院議員が、河野氏も導入に意欲的な「ライドシェア」をめぐり、外務省がかつて海外での利用について邦人に対する注意喚起が出されたことがあると指摘。辻元氏は、この注意喚起が安全の手引きに初めて入った時期が、2019年3月19日だったとして、その時の外相は誰だったかと、外相経験者の河野氏に質問した。

すると河野氏は自席から立ち上がった際に胸元からスマホを取り出して、操作しながら歩いて答弁席に立つと「ちょっと確認します」と述べ、立ったままスマホを使って調べ始めた。

しばらくスマホを操作していた河野氏だったが、これに対し、末松氏が「今、ちょっとスマホの利用は…」と注意を促し、質問者の辻元氏も「だめ」と、ダメだし。河野氏は「だめなんですね」と述べてスマホをしまい、「19年3月とすると、ひょっとすると、私かもしれない」と応じた。

辻元氏は、この注意喚起が安全の手引きに入った時期は、河野外相の時代だったと指摘して「とても賢明な判断だったと思いますよ」と述べた。河野氏が外相を務めた時期は、第2次安倍内閣時代の2017年8月から2019年9月まで。

大臣が答弁席でスマホを取り出して調べる光景は、極めて異例。国会ではスマホの使用について、さまざまなルールが定められている。