発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=95)が、心筋梗塞で緊急入院し、5日に手術を受けていたことが25日、分かった。中松氏は同日、都内の病院で術後の検査を受けた後、取材に応じ「脳梗塞を3回、前立腺導管がんにもなったが、今回は死が近づいていると感じた」と振り返った。
中松氏によると、23年12月29日の就寝中に、脇腹に痛みを覚えた。コレステロールを下げる薬を飲むと筋肉がつる症状が出るため、そのせいだと判断。翌30日には都内で、習慣にしている筋力トレーニングを行ったが、施設に常駐する看護師からストップがかかった。「プールで歩くくらいは、いいだろう」とプール内でのウオーキングに切り替えたところ、胸を「ギューッと締め付けられるような」(中松氏)痛みを覚えたという。
トレーニングを中止した足で、近くの都内の病院に向かった。医師から、即時の入院と手術を提案されたが「年末年始の行事と仕事始めがある」と1度は固持した。それでも、4日に自身が代表を務めるドクター中松創研で新年の講義を行った後、病院に戻った。
検査の結果、冠動脈が動脈硬化を起こしており、血が通わず心臓の筋肉が壊死(えし)する可能性が判明した。そのため、即時の入院と、翌5日に右手首からステントを入れる手術が決定した。術後の経過は順調で、医師からも「ステントを入れたら大丈夫」と言われ、10日に退院した。
今後は、心臓の検査を定期的に受けなければいけなくなった。「あのままプールで歩いていたら、突然死の可能性もあった。体重も減りました」と語る中松氏だが「6月26日の96歳の誕生日に向けて、ステントも入れたし、鋼鉄の肉体に作り上げる。やりたい仕事は、たくさんある」と力強く口にした。

