囲碁の第28期ドコモ杯女流棋聖戦を制した上野梨紗女流棋聖(18)の就位式が26日、東京都文京区の「東京ドームホテル」で行われた。前期の3番勝負は、は当時の保持者の仲邑菫女流棋聖(16=昨年3月韓国棋院に移籍)を2勝1敗で下し、タイトルを初めて獲得。今期は向井千瑛六段(37)に連勝して初防衛を果たした。
そんな上野梨を祝福しようと、脚本家の小松江里子氏が祝辞を述べた。NHK大河ドラマ「天地人」や映画「利久にたずねよ」などを手がけた。来月5日から23日まで石川県七尾市「能登演劇堂」で開催される能登地震復興祈念公演「まつとおね」の脚本も担当している。上野の師匠でもある藤沢一就八段の一門を後援する「伝統文化棋道振興財団」の評議員を務め、約1年前から囲碁を始めた。
小松氏は祝辞で、「まずはキャッチコピーを作って、棋士を身近に感じようと思いました」と話した。上野梨については、「愛らしい笑顔を盤に向かった時のりりしいたたずまいから、令和の囲碁姫としました」と言う。姉で「ハンマー」の異名を取る強烈パンチで国際棋戦「呉清源杯」も制した上野愛咲美女流立葵杯は、「世界が恐れる破壊姫」と称した。囲碁界を代表する2人の姉妹姫の対決も見たそうな口ぶりだった。

