平将明デジタル相は15日の閣議後会見で、参院選(20日投開票)でのSNSの活用をめぐり、外国からの「介入」の報告が一部であるとの認識を示した。「検証が必要だと思うが、注意深く見ていく必要があるんだろうと思っています」とも指摘した。
平氏は、選挙戦でのSNSの活用に関する受け止めを問われた際、「SNSの特性として『フィルタリングバブル』、自分と同じような意見の人がアルゴリズムによってタイムラインに表示されるということがある。どうしても熱くなってくると、社会が分断の方向に向かっていく。これは日本のみならず世界中で起きていること」と指摘。また「動画サイトなどと連携することでビジネスになる側面もあり、広告費が入ってくる中で、過激な見出しを付けた方が再生回数が回るということがある。社会を分断する効果と、どんどん先鋭化していく効果の両方が見て取れるのが今の現状だと思う」と見解を示した。
「(SNSには)いろんな情報が取れるプラスの部分もあるが、マイナスの部分もしっかり着目をしないといけない」とした上で「外国においては、他国から介入される事例なども見て取れる。今回の参議院選挙もですね、一部、そういう報告もあります」と述べ、今回の参院選で外国からの介入に関する報告を受けていることを明かした。
「検証が必要だと思いますが、そういったことも注意深く見ていく必要があるんだろうと思っています」とも述べた。
参院選をめぐってはここにきて、ロシアなど外国からの「介入疑惑」が指摘され始めている。平氏の前任でデジタル相を務めた河野太郎元外相も、15日のX(旧ツイッター)で「日本の選挙にも、外国、とくにロシアの干渉が広がっていると言われています。『右とか左の両極端をどっちも支援する』ことにより分断を引き起こしたり、あらゆることに疑問を抱かせ、そこに付け込んでフェイクニュースを流す手法です。民主主義への大きな脅威になりかねません」とつづっている。

