爆笑問題太田光(60)が20日、TBS系選挙特番「選挙の日2025 太田光が問う!暮らしは本当に変わるのか?」にスペシャルキャスターとして生出演。躍進した参政党の神谷宗幣代表と中継で対談した中で、同党が、同局系報道番組「報道特集」(土曜5時半)に対して抗議していることに触れた。

太田は神谷代表に選挙戦での発言などを聞く中で、「モヤモヤしてるんで、要するに…参政党の神谷さんがあるメディア、あるメディアというとわざとらしいけど、ある抗議をした。その中で、いわゆる公平性に関することでしたよね、神谷さんがおっしゃったのは。番組の構成に関して問題があった」と「報道特集」の名前こそあげなかったが、話題を切り出し、神谷氏も「そうです」と応じた。

さらに、番組担当の山本恵里伽アナウンサー(31)の発言が話題となっていることを念頭に「それに対し、納得のいる答えが出なかった時、その中の出演者の1人が『神谷さんの言葉が独り歩きして、先鋭化してしまうことが非常に恐ろしい』と(言った)。僕にとってはこれは優しい、非常に日本人らしい言葉だと思うんですね。神谷さんは決して個人攻撃をしようと思ったわけではないと僕は思ってます。だけどそういう言葉を切り取って、神谷さんがおっしゃる切り取りの中で、その人に対する個人攻撃、それも道徳のかけらもないような人格否定のようなものが、もし現在行われているとしたら、それはやめていただきたい。ということはあなたは今、権力者になりつつある。むしろ権力者ですよね。その言葉は非常に重要だと思ってます。それは参政党にとってもマイナスですから。と思うんですが」と述べた。

うなずきながら聞いていた神谷代表は「女性の方と思うんですが、その方に対して、私があおったとか、これは許せない、と言ったことは一切ない。まさに、個人攻撃はしない」と対象が山本アナであることは否定。太田が「両論併記でいって欲しいということですよね」と確認した。神谷代表は「個人じゃなくて、番組の編成自体が問題があるということ。私はあの女性の方も台本読んだだけじゃないかと思っていた」と話すと、太田は「そういうことはないと思いますけどね」とクギを刺した。

ただ神谷代表は続けて「彼女どうこうではありません」と強調すると「ただ、太田さん、これは分かってください。あの女性もやられているかもしれませんが、私はそれ以上に困っている。とにかく、権力者であろうがキャスターであろうが、目立つ人を『公人だから』という理由で、プライバシーも何も関係ないような、その人の人格や心を全く踏みにじるような、そういう発言は一切許してはいけません。それは政治家に対してもです。それは石破総理に対してもそうだと思うので、メディアの皆さんは、政治家に対する誹謗中傷も、もう少し何とかしてもらうように呼びかけてもらわないと、それは公平性は欠くと思います」と述べた。

太田が「参政党にもしそういうことをしている支持者がいるとすれば、やめて欲しいということでいいですか」と確認すると、神谷代表「もちろんです。太田さん、それは私はずっと言い続けています。党内にやっている人がいたら、それは許さず、何らかの処罰はします」と応じた。

さらに太田は「神谷さんの中で大和心というのを大切にしていると思うんですが、本来、大和心とか大和魂というのは、本当は強い人が弱い人を助けるとか、軍国主義にある意味、利用された部分はあるけど、最初に言ったのは源氏物語の紫式部ですから、大和心というのはそういう優しい心なんだと。それが、神谷さんの支持者の中から、そういうことが全くない言葉が出てくるのは不本意であるということを、もう少し明確に神谷さんが否定してくれると、僕らは安心できる部分がもうちょっと増える」と熱弁。神谷代表は「まさに日本の武力というのは矛を止めると書いて武と書きますね。日本人が戦うとか、抑止力を持つというのは、戦いをやめるためにやることであって、私はどこの党とも本来戦いたくないし、外国とも争いは良くない。ただ現実、あるので、それを止める力は持つべきだということで。弱い者をつぶしたり、集中攻撃するなんていうのは絶対いけません。それは私はずっと言い続けていることですし、本当に私の支持者で私のメッセージを聞いている人はそんなことはしないはずです。ですから、過激に走る人がわざとやっているじゃないかと思うぐらいに思っている。太田さんがおっしゃるように、これからも繰り返し声を上げて言い続けたいと思います」と述べた。

山本アナは開票速報担当で番組に出演していたが、神谷代表との中継には参加しなかった。太田はTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」で山本アナと共演している。

「報道特集」をめぐっては12日の放送で、各政党の外国人政策について報道。参政党のキャッチコピー「日本人ファースト」などを伝える一方で、SNS上などでは外国人を排斥するような言葉やヘイトスピーチが飛び交っている現状も報道した。山本アナも「実際に外国籍の人と全くかかわらずに生活をしている人って、実はほとんどいないと思うんですよ。学校の友達だったり、職場の同僚だったり。自分の1票がひょっとしたら、そういった身近な人たちの暮らしを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力をもって、投票しなければいけないと感じています」となどコメントしていた。

それらの番組内容に対し、参政党は「著しく公平性・中立性を欠いた内容でした」と抗議。「報道特集」側も「この報道には、有権者に判断材料を示すという高い公共性、公益性があると考えております」と主張し、参政党はBPOの放送人権委員会に申し立てを行う意向を表明している。

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