立憲民主党の安住淳幹事長は14日、NHK「日曜討論」(日曜午前9時)に生出演。自民党が参院選で大敗後、石破茂首相の「石破おろし」に追われて物価高対策など国民が求める政策に応じていない現状を、皮肉をまじえながら批判した。
「石破総裁は参院選で負けてから、少なくともこの2カ月近く、自分のために時間を使いましたね」とチクリ。「国民や国会のことを顧みることなく、延々と党内の辞めろ、辞めるなという。この2カ月の浪費と言っては失礼だが、批判されても仕方ないと思う」と述べ、自民党内のコップの中の争いを強く批判した。
その上で「いち早く国会を開いてほしい。目下の急務は、思った以上にインフレが進んでおり、物価高に大変な苦しみを国民の方は味わっておられる。(参院選で)自民は現金給付、野党は一時的な消費税減税を訴え、トータルでは野党が勝ったわけですから、これに基づく物価高対策を速やかにやることが責務ではないか」と求めた。
物価高対策について「(各党の)政調(会長)レベルで話をしていたところ、石破総理が辞めて、自民党は新しい体制ができるまでは(与野党協議は)勘弁してくださいと。そういう状況なんですよ」と、自民党が、新体制ができるまで物価高対策の与野党協議に消極的な構えをみせているという、まさかの対応であることを指摘。安住氏は「(自民党総裁選があり)また1カ月以上、議論はできないと思う」とした上で、「私は今の(自民党の)執行部と週明けに話をさせてもらいます。森山(裕)幹事長とも」と、太いパイプを持つことで知られる森山氏と会談を行う考えを示し「今できる範囲で、責任政党として話を進めましょうということを提案したい」と、物価高対策について可能な範囲での対応を呼び掛ける考えを明かした。
その上で、「(参院選の結果を受けて)現金給付はちょっと、国民のみなさんの理解を得られていない。支持されているなら(参院選に)勝っている。勝てていないことを考えると、まず自民党の考えは取り下げてもらいたい」と主張。立民が参院選で、食料品の消費税減税と、給付や所得税控除を行う「給付付き税額控除」への移行を訴えたことに触れながら「我々も、譲るところは譲ろうと思っている。自民党は前向きに考えてほしい」と述べ、国民が求めている物価高対策に、まもなく退陣する石破政権の間であっても、自民党はきちんと対応すべきとの考えを示した。

