韓国の前大統領で24年12月の「非常戒厳」を巡り内乱首謀罪に問われた尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の論告求刑公判が13日、開かれた。

裁判では、尹被告の弁護人たちが、有利な証拠を提示し、無罪を主張する書証調査をはじめ、特別検察官の求刑、尹被告ら8人の最終陳述を行う予定だ。

同事件を審理するソウル中央地裁は当初、9日の結審公判で、特別検事の求刑と被告人の最終陳述を終える計画だったが、他の被告人の証拠調べが長引き、延期されていた。

韓国の内乱首謀罪の法定刑は、死刑か、無期懲役、無期禁固しかなく、特別検察官は、このうちのいずれかを求刑することになるといみられる。

9日の公判は、約15時間に及び、尹被告が、下を向いたまま居眠りし、あくびする場面もあった。

尹錫悦被告人は、24年12月3日、「戦時やこれに準ずる国家非常事態」との要件を満たさず非常戒厳を宣言し、国会などに韓国軍特集部隊を派遣して武力を行使したとして、起訴されていた。

尹前大統領はこれまで、「わずか2時間で終わる戒厳令はない。(当時、最大野党の)共に民主党の暴挙を国民に伝えたかっただけの警告性戒厳令だ」などとして、起訴内容を否認している。