新党「中道改革連合」の野田佳彦共同代表は22日、国会内で開いた結党大会で、衆院選(27日公示、2月8日投開票)で対峙(たいじ)する高市早苗首相(自民党総裁)との戦いについて、首相の解散の経緯や新党のキャッチフレーズを念頭に「『自分ファースト』対『生活者ファースト』の競い合いだ」と主張した。

野田氏は、19日に高市首相が衆院解散を正式に表明した会見について「壊れたテープレコーダーのように、自民党総裁選のころから言っていたことを繰り返しただけ。なぜ(解散が)今なのか、私は、今もって分かりません」と、奇襲的な解散の判断を批判した。

「結局は、『政治とカネ』について反省もしていない。物価高対策について、切れ目なく予算を執行しないといけない年度内成立もできない。『そんなことより私を総理にしてください』ということではありませんか」とした上で、選挙戦の構図を「自分ファースト対、私どもの掲げる生活者ファーストの競い合いだと思います」と訴え、場内からは大きな拍手が起きた。

党が掲げる消費税減税についても「食料品の消費税ゼロの財源を明示し、この秋から実施する。自民党は、同じ公約に掲げているが『速やかに検討を加速する』。いつやるか分からないし、本当にやるか分からない。しっかりと論争していこうじゃありませんか」と、呼び掛けた。

結党大会には、立憲民主党と公明党に所属していた衆院議員らが参加した。野田氏は「公明党のみなさんは、61年続いてきた党名のもとで戦ってきた歴史があるにもかかわらず、この仲間のもとに集まっていただき、深く、深く敬意を表したい。立憲民主党のみなさんも、思いはいろいろあったと思う。私は祈るような気持ちで、多くの議員が新しい党に入っていただくことを祈っていたが、97%を超えるみなさんが入っていただいたことに、心から心から感謝申し上げたい」と謝意を示した。