高市早苗首相(自民党総裁)が1日、衆院選(8日投開票)の演説中に痛めた腕の治療を理由に、生出演予定だったNHK「日曜討論」をドタキャン欠席したことについて、Xでは野党議員が続々とリアクションした。
番組で討論予定だった共産党の田村智子委員長は「高市首相のドタキャンは、腕の痛みが強くなり治療が必要になったからだと、討論の冒頭で、はじめて自民党から説明がありました。高市首相が、早く回復されることをお祈りします」と前置きした上で「しかし、選挙中たった一回の党首討論、議論しなければならないことがたくさんあります。首相自ら、『私を信任するかどうか』と言っているのですから、有権者に判断基準を示すためにも、党首討論を再設定してほしい」と要望した。
共産の山添拓政策委員長は「握手で腕を痛めたので朝になって治療、そのためNHK日曜討論を直前ドタキャン、しかしこの後の岐阜・愛知の遊説は予定通りーーまさに前代未聞。年明けの日曜討論も高市氏のみ事前収録、読売が報じた解散について一人だけ話題としなかった。よほど討論を避けたいのだろうか」とつづった。
また田村氏と同様に番組に出演した社民党の福島瑞穂党首は「今日のNHKの党首討論で高市さんがドタキャン。聞かされたのは30分前だった。放送の冒頭で腕を痛めたと司会から説明があった。しかし、高市さんは午後岐阜の街頭演説へ。党首討論は欠席をするが街頭演説は可能という理由がわからない」と疑問を投げかけた。
社民のラサール石井参院議員は、当初「高市総理の『日曜討論』ドタキャン。腕の痛みで治療だそうだ。喋りも出来ないほどの腕の痛みとは。という事は後半の応援演説や街宣もいけないだろうなあ。統一教会に、ポストの報じた裏帳簿、昨日の『円安でホクホク』発言。山ほどの追求から逃れる作戦か。いやこれ以上余計なこと言わせないために、自民党がここから高市氏に喋らせない作戦に出た可能性も」と投稿。ただその後、高市氏が同日の岐阜、愛知の遊説を予定通り行う意思を示した投稿に反応し、「いやいや、だったら討論出来ただろう。嫌なものからは逃げ、やりたい事だけはやる。ワガママなお姫様。国民すべての声を聞くべき総理の器ではない」と私見をつづった。
立憲民主党の蓮舫参院議員は「膝を痛めて治療中と言います。体調は何より大切ですし無理をすべきではありません」と気遣った上で「そのうえで、選挙戦の最中に政治とカネや円安などの政治課題に総理が何を語るのか、説明責任が尽くされないことがとても残念です」とつづった。
番組出演した、れいわ新選組の大石晃子(あきこ)共同代表は、「高市早苗総理、日曜討論ドタキャンでも遊説はするための言い訳投稿。面の皮厚さMAX!」と痛烈に指摘。そして「大石あきこから逃げたとか言われて軽く同情した自分が甘かった。統一教会の『真のお母さま報告書』32回名前出てきたこと、パーティ券買ってもらってたのを隠してたことの報道。投票日までに国民に説明して!」と、一部記事で報じられた疑惑などについての説明を要求した。
れいわの高井崇志(たかし)幹事長がは「政治生活22年間。これまでで一番の怒り心頭。はらわたが煮えくり返る思い」と憤りをあらわに。「こんな卑怯な人を総理大臣にしたままでいいのか? そもそもこの解散自体が、国会で疑惑を追及されたくないための、敵前逃亡&自分勝手なわがまま解散。この解散でどれだけの人々が迷惑を被るのか、考えたことあるのか?物価高対策はどうなる?雪国は?受験生は? 人々の気持ちを1ミリも考えられず、自分の事だけしか考えない人に、政権を任せるわけにはいかない」とした上で、「国民の皆さんも、目を覚まして欲しい」と訴えた。
「日曜討論」にはこの日、与野党11党の党首が生出演し、衆院選で訴える党の政策などについて主張し、議論をかわすことになっていた。高市首相の代理で出演した自民党の田村憲久政調会長代行は、「昨日の遊説中に腕を痛めて、治療に向かっているということです」などと事情を説明した。
高市首相自身も「日曜討論」放送後、自身のXを更新し「実は、ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました。急遽医務官の方に来ていただき、お薬を塗っていただき、しっかりテーピングもしていただきました」と記し、同日の岐阜、愛知での遊説は予定通り行う考えを示した。

