衆院選は8日、投開票され、戦後最多と並ぶ20回目の当選を目指す中道改革連合の小沢一郎氏(83)は、岩手3区(奥州市など)での敗北が確実になった。2021年衆院選の小選挙区で敗れた自民元職の藤原崇氏(42)に、再び敗れる形となった。

小沢氏は1969年(昭44)12月の衆院選で、当時の岩手2区に自民党公認で立候補し、初当選。それ以来、1度の比例復活も含めて57年間、衆院議員の議席を守ってきており、「小沢王国」として強固な地盤を築いてきた。

小沢氏は、序盤の情勢調査から中道の劣勢が報じられた今回の選挙戦で、最終盤の3日間は地元に張り付いて、有権者への支持を訴えた。X(旧ツイッター)に投稿した演説会の動画では「党にとって厳しい選挙戦が続いている。私自身もその通りであります」と選挙情勢に触れた上で、「長年の間、政治活動をみなさんに支えていただいてここまで来た。ほとんど、選挙中も訴える時間も取れずに今日まで過ごしてきましたが、それにもかかわらず常に地元のみなさなんが支えてくれ、国会に送ってくださった」と、謝意を表明。その上で「この日本に、政権交代可能な議会制民主主義を定着させるんだ、それが俺の仕事だと。国民の生活が第1の原点に返った政権を打ち立てていかないといけない」と、かつて自身が率いた党名に触れながら、中道が訴える「生活者ファースト」の重要性を訴えていた。

小沢氏を小選挙区で破った藤原氏は、前回2024年衆院選では大差で敗れ、比例復活もかなわず議席を失っており、国政復帰となった。

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