第51回衆院選は8日、投開票され、公示直前に結党された新党「中道改革連合」が、公示前の167議席から大幅に減らすことが確実となった。
同党の開票センターで報道各社の取材を受けた中野洋昌共同幹事長は「非常に厳しい選挙結果。重く受け止める」などと話した。
高市早苗首相(自民党総裁)が、電撃奇襲的に踏み切った衆院解散を受け、立憲民主党と公明党が合流。当初は各選挙区にあるとされる公明票「1~2万」が自民から離れ、中道の候補者にそのまま流れれば自民VS中道の激戦になるとの予想もあった。だが、略称「中道」が浸透するには時間が足りず、序盤から劣勢が伝えられた。
選挙戦中盤には、各メディアの情勢調査で苦戦を報じられた野田佳彦共同代表が「いきなり張り手をくらって目が覚めた」とラジオ番組で驚きを語るほどの低い数字だった。
街頭演説で野田氏は、高市首相の人気を2005年の郵政選挙で当時の民主党に圧勝した小泉純一郎首相の人気に重ね、「熱狂の後に何が起きるのかよく思い出していただきたい。正規(雇用)が4割になった。それが賃金を押し下げている一番の要因ではないか」と主張し、「円安ホクホク」発言を含め、高市首相の政治手法を批判した。保守的な言動にも「勇ましい言葉の先に平和はありません。危ない世の中になってきたからこそ、平和国家の道筋を、これからもまっすぐ歩いて行く中道の政治が必要」と訴えた。
だが、両党が合流した大義は有権者に伝わらずに「数合わせ」と映り、支援者の間に戸惑いが広がったことも支持拡大につながらなかった一因とみられる。
野田氏は公示前勢力(167)を上回り、比較第1党を目標として「できなかった時には重い政治判断をしたい」としていた。選挙結果を受け、どんな判断をするのか注目される。

