こんにちは。先週、短い夏競馬が終わりいよいよ今週から秋競馬が始まります。この秋は、いろいろと話題が目白しで、中でも日本馬4頭が参戦する凱旋門賞がすごい話題になっていますね。他にも3年ぶりに牝馬3冠の偉業達成が期待されるスターズオンアースの秋華賞の走りも注目されます。さまざまな話題がある中で、今週は凱旋門賞についてお話ししたいと思います。

今年の凱旋門賞は、過去最多の日本馬参戦となり、中でもタイトルホルダーとドウデュースに注目が集まっています。ヨーロッパ勢では、良馬場限定の条件付きで急きょ参戦を表明した英国最強無敗馬バーイード、そして、英国の上がり馬で強い競馬をする印象が強いアルピニスタ、そして、地元フランスの3歳牡馬最強のヴァデニ、そして最後に去年の覇者ドイツのトルカータータッソと今年も素晴らしいメンバーがそろいそうです。

日本勢の中では、前哨戦を使ったステイフーリッシュ、今週のニエル賞を使う予定のドウデュースと、本番へ直行するディープボンドとタイトルホルダー。馬のタイプにより路線が2つに別れました。今後の日本馬にも影響を与えるローテーションなので、各陣営がそれぞれ独自のスタイルで戦おうとしている点に、私は非常に注目しております。

ここまで日本馬が勝っていない凱旋門賞なので、どの方法がいいのか誰にもわからない未知の扉ですが、今年はいよいよ日本馬がその扉を開く予感がしています。これほどの日本馬が参戦するので、海外馬券販売新記録も期待出来そう。ファンの皆様も各馬の今後の動向にぜひ注目して見てください。ヨーロッパ勢の戦略的な駆け引きなどがレース直前まで行われるので、その点も注目してみて下さい。

凱旋門賞日本勢初制覇の期待がかかるドウデュース
凱旋門賞日本勢初制覇の期待がかかるドウデュース
宝塚記念に出走したディープボンド(22年6月26日撮影)
宝塚記念に出走したディープボンド(22年6月26日撮影)
国内最終追い切りでスムーズな動きを見せたステイフーリッシュ(22年8月10日撮影)
国内最終追い切りでスムーズな動きを見せたステイフーリッシュ(22年8月10日撮影)