こんにちは。先週の阪神競馬場の京都記念では、ドウデュースとエフフォーリアの直接対決ということもあり、G1並のお客さまが競馬場へ来られたのですごい熱気を現場で感じることが出来ました。結果は、武豊騎手の見事な手綱さばきでドウデュースが圧勝し、より競馬場の雰囲気を盛り上げました。今回の結果で、3月25日のドバイ国際競走ではかなりの注目を集めることになると思いますが、あの素晴らしい末脚はドバイの芝で、より一層切れ味が増しそうだと感じます。

武豊騎手自身も、2016年(イスパーン賞のエイシンヒカリ)以来の海外G1制覇のチャンスがあるので、ここも注目だと感じます。ドバイターフを目標にするドウデュースのライバルは日本勢が筆頭となりそうですが、その中でも去年の覇者パンサラッサがサウジカップからドバイターフへの転戦を予定しているので、大逃げをするパンサラッサをどう追い詰めるのかに注目されると思います。他にも、もし香港のゴールデンシックスティが出走することになれば、世界的注目を集めると思うので、今後の動向に注目したいと思います。

話は変わりまして、今週末は東京競馬場でG1フェブラリーステークスが行われます。個人的に注目したいのは、戸崎騎手が選択したドライスタウトです。前走の根岸ステークスで勝利したレモンポップではなく、こちらを選んだということは、この馬の能力や距離適性に期待をしている表れだと思うので、どのような競馬をするのか楽しみです。

メンバー構成を見ると、十分に波乱が想像できそうなので、穴馬券が好きな人はぜひ注目していただきたいです。私はムーちゃん(ムルザバエフ騎手)と阪神、小倉競馬場へ行く予定なので、こちらもぜひ応援のほどよろしくお願いします。

(レースホースコーディネーター)

ターフビジョンの映像を見る左から、友道師、キーファーズ松島氏、ノーザンF吉田俊氏、武豊騎手(23年2月12日撮影)
ターフビジョンの映像を見る左から、友道師、キーファーズ松島氏、ノーザンF吉田俊氏、武豊騎手(23年2月12日撮影)