こんにちは。今週は、今回のシンエンペラーの遠征に携わるスタッフを紹介させていただきます。

シンエンペラーの担当者は、矢作厩舎の吉田一成さんです。以前はラヴズオンリーの担当者として、彼女のドバイやアメリカや香港遠征に一緒に行きました。また、去年のケンタッキーダービーでは残念な形で出走がかないませんでしたが、今年は凱旋門賞へ向けてまた一緒に海外遠征に来ています。これだけ多くの国へ一緒に行かせていただいているので、お互いの気心はわかってはいるのですが、先日吉田さんのふとした一言に感動した出来事がありました。

ラヴズオンリーユーの時と今回の遠征では、吉田さんの息子さんである翔哉君が手伝いに来ていて、今回も岡助手を含めて4人で一緒に仕事をしています。親子が同じ職場で仕事をする上でやりづらさはないのかと聞いたところ、吉田さん自身のお父さんが佐賀競馬場で調教師をされていて、自分も子供の時は父に付きっきりで仕事を手伝っていたので、自分の息子と一緒に仕事をする事はごく自然だから、違和感を感じないと話していました。それを聞いて、親子3代が競馬の仕事でつながっている事への驚きと共に、そうして自然と引き継がれている馬の仕事の素晴らしさを改めて感じる事ができました。翔哉君が今後もこの形を続けてくれて、いつか次の世代へと引き継がれた時に、私も一緒に帯同出来ていたらうれしいなと感じます。

そしてもう1人、ご自身の勉強も兼ねて先日から参加してくれているのが城戸騎手です。城戸騎手は、私たちの手伝いのほか、フランスで開業されている小林厩舎や清水厩舎に勉強しに来ています。先日現地メディアからシンエンペラーの取材を受けている時に、城戸騎手が日本人調教師さん以外の厩舎も見てみたいと話をしていたら、通訳で来ていた女性の知り合いを通じて厩舎を紹介していただき、その厩舎の馬の調教も手伝うという面白い出会いがありました。調教師さんは、アイルランド人でまだ30歳と若いTim Donworth師で、城戸さんとも同じ歳との事でいい刺激を得られるのではないかと感じます。

こちらにいると、人馬共に新たな出会いが生まれてワクワクします。今週から、いよいよ凱旋門賞へ向けて調整のピッチが上がっていきます。あいにくのお天気予報ですが、これもフランスらしさと思って楽しめたらと思います。来週のコラムでは、追い切りの模様や最終調整へ向けてのお話をしたいと思いますので、楽しみに。(レースホースコーディネーター)

自身の勉強も兼ねてフランスに来ている城戸騎手
自身の勉強も兼ねてフランスに来ている城戸騎手