こんにちは。先週は英国でロイヤルアスコット開催が5日間にわたって行われ、どのレースにも今年のヨーロッパ競馬の中心的存在といえる馬たちが出走し素晴らしいレースを見せてくれたと思います。特に、セントジェームスパレスの勝ち馬のフィールドオブゴールドの走りは圧巻でした。3歳馬の中では圧倒的に抜けている存在だと思うので、今後、古馬たちとの対戦が非常に楽しみに感じますし、父のキングマンを越える後継種牡馬になる予感もします。

日本からはサトノレーヴがクイーンエリザベス2世ジュビリーSに出走し、惜しくも2着となりました。一瞬勝てると思いましたが、最後の100メートルで脚色が勝ち馬と同じになってしまい、アスコットの馬場は良馬場であってもこれほどパワーをそがれてしまうのか、とショックを受けました。日本馬の海外遠征のコーディネーターをしている立場として、この結果を受けて改めて感じたことは、英国競馬への挑戦をする際は今後も試行錯誤していかなくてはダメだということです。ただ、日本馬が通用することはディアドラが既に証明してくれているので、また快挙を達成する日も近いと思っています。その際はその現場に居られるよう、私自身も頑張りたいです。

話は変わって、今回の来日での最終週を迎えたディー騎手ですが、日曜日に1勝を挙げることができたものの、決して満足行く結果とはならず非常に悔しい気持ちにもなりました。来年来日する時は、ひとつでも多く勝ち星を挙げるとともにぜひG1レースを勝つ事を目標にメルボルンで進化して欲しいと思います。競馬場でディー騎手に声援を送ってくださったファンの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。非常に暑い中ウィナーズサークルでサインを求めて多くの人が待ってくれていましたが、全員にサインが出来なかった事は非常に申し訳なく思っています。来年はより数多く勝利を収めて皆様と触れ合う時間がたくさん増えるよう頑張ってもらいますので、引き続き応援をお願いします。

ディー騎手にとって、日本で一番印象に残った事を聞くと、「数多くの素晴らしい人たちとの出会い」と答えてくれました。ファンの皆様をはじめ、関係者の皆様が暖かく接してくださったおかげで、日本で充実した日々を過ごせたそうです。改めて、たくさんの応援をいただきありがとうございました。

(レースホースコーディネーター)