こんにちは。先週は小倉記念と函館2歳Sの2つの重賞が行われましたが、どちらも夏競馬を象徴するようや結果になりました。

小倉記念は、牝馬のイングランドアイズが軽ハンデを生かして見事な勝利を収めました。格上挑戦での勝利でしたが、馬券的にはそれほと波乱にはならず、ファンの皆さまは本当によく馬券の買い方を知っているなと改めて尊敬します。

2016年ブリーダーズCフィリー&メアターフに参戦した際のヌーヴォレコルト
2016年ブリーダーズCフィリー&メアターフに参戦した際のヌーヴォレコルト

実は、イングランドアイズの初重賞制覇は個人的にも非常にうれしい出来事でした。イングランドアイズの母は、2014年のオークス馬ヌーヴォレコルトで、私は2015年の香港カップから海外遠征のサポートをさせて頂きました。私にとって初めてのブリーダーズC挑戦、そして日本馬初のデルマー競馬場で重賞制覇(レッドカーペットH)をするなど素晴らしい経験をさせて頂いた、思い入れが強い馬です。引退後は、ロードカナロアの仔を受胎した状態で渡英し、フランケル、キングマン、ソットサスとヨーロッパのスター種牡馬たちと配合し、その中からキングマン産駒のイングランドアイズが輩出されました。

2016年ブリーダーズCフィリー&メアターフに参戦した際のヌーヴォレコルト
2016年ブリーダーズCフィリー&メアターフに参戦した際のヌーヴォレコルト

キングマンは、ヨーロッパのマイル路線で最強馬と言われるフィールドオブゴールド(牡3)を輩出したことでより一層種牡馬としての評価が上がり、産駒の活躍が期待されています。日本では、シュネルマイスターが日本の馬場適正を見せています。イングランドアイズは牝馬なので、早い話になってしまいますが引退後の産駒を期待してしまいます。今後、イングランドアイズがどの路線に行くかわかりませんが、今回の勝利をきっかけにもう一皮剥けて、母のヌーヴォレコルトの活躍に少しでも近づいてもらいたいですし、もし可能なら海外遠征でお母さんと同じくサポートができたらと夢が膨らみます。今後も注目していきたい一頭です。

小倉記念を制したイングランドアイズの当歳時写真
小倉記念を制したイングランドアイズの当歳時写真

名牝の子供達の活躍は、ファンの皆さまにとっても競馬を面白くする要素だと思いますが、このような面白さはやはり血統のスポーツといわれる競馬ならではだと感じます。皆さまも、ぜひ好きな血統を追いかけて競馬を楽しんで下さい。(レースホースコーディネーター)