アルテミスSを制したラヴェルと坂井騎手(右)(2022年10月29日撮影)
アルテミスSを制したラヴェルと坂井騎手(右)(2022年10月29日撮影)

<1>ラヴェル(牝、矢作、父キタサンブラック)=10月29日土曜東京11RアルテミスS(G3、芝1600メートル)1着

スタートで出負けして、道中は10頭立ての9番手。流れが緩い中でも落ち着いて追走し、直線は大外から、断然人気のリバティアイランドより先に仕掛けて先頭に立った。

「直線に向いて少し仕掛けた時には『ああ、もう勝てるな』という手応えでした」と坂井騎手。迫るライバルに首差のリードを保ってゴールした。

上がり最速33秒0、勝ち時計1分33秒8ともに超優秀。半姉はナミュール。

鞍上は「とにかく身体能力が高くて、ばねがあるところが持ち味。G1に行くべき馬だと思うので、胸を張って行けると思います」と絶賛だった。

新馬戦を制したエメリヨン(手前)(2022年10月30日撮影)
新馬戦を制したエメリヨン(手前)(2022年10月30日撮影)

<2>エメリヨン(牝、加藤士、父ドゥラメンテ)=10月30日日曜東京5R新馬戦(芝1800メートル)1着

レース前のゲート裏でテンションが上がり、転倒するアクシデントがありながら勝利。中団追走から、直線は外から力強く抜け出し、着差は首差でも最後は余力も感じさせた。「内容は良かった。来年が楽しみ」と手綱を取った福永騎手の期待も大きい。

新馬戦をを制したマイネルエンペラー(左)(2022年10月29日撮影)
新馬戦をを制したマイネルエンペラー(左)(2022年10月29日撮影)

<3>マイネルエンペラー(牡、清水久、父ゴールドシップ)=10月29日土曜阪神5R新馬戦(芝2000メートル)1着

1000メートル通過が1分2秒8というスローな流れを、後方3番手から最内をついて差し切った。抜け出してからゴール前で物見をし、外側に逃避するような若さも見せており、着差以上に強い勝ちっぷりだった。出走馬でダントツの上がり34秒0も優秀。全姉が昨年のオークス馬ユーバーレーベンという血統も魅力だ。