<1>ルーフ(小倉9R萌黄賞・14時15分発走)

先週の小倉芝1200メートルは6鞍行われ、4角5番手以内の馬が4勝した。

馬体重では480~499キロが【2・1・2・6】と好走。複勝率は45・5%だった。

萌黄賞が1回小倉3日目で行われた過去3年を見ても、20年と22年で4角5番手以内、馬体重480~499キロがともに勝ち馬に該当する。

ルーフは前走の未勝利戦で好スタートを決め、4馬身差の逃げ切り。阪神の坂でも脚が鈍ることなく、上がり最速をマークした。馬体も前走時は486キロで、大きな馬体減がなければ好走する確率は高い。


<2>グリモリオ(中山9R初茜賞・14時35分発走)

22年12月、1勝クラスを制したグリモリオ
22年12月、1勝クラスを制したグリモリオ

年明けからの中山ダート1800メートルでは大型馬の活躍が顕著だ。特に、馬体重500~519キロの馬が勝率11・9%、複勝率28・4%と好成績をマークする。

グリモリオは同舞台だった前走の1勝クラスを512キロで勝利した。今回は昇級戦になるが、初茜賞が牝馬限定で行われた過去2年を見ると、昇級組は【0・1・1・2】で複勝率50%。半数が馬券圏内となれば、同馬も昇級初戦から上位進出を狙える。


<3>オンリーオピニオン(中山11R初富士S・15時45分発走)

横山武史騎手(2022年撮影)
横山武史騎手(2022年撮影)

中山芝は年明けからCコースを使用。脚質で見ると「逃げ」が優勢だ。勝率14・7%、連対率35・3%、複勝率は55・9%の好成績が出ている。

横山武騎手は昨年以降、先週終了時点まで中山芝で30勝。うち6勝が逃げ切りで、その回収率は単勝、複勝とも100%を超えている。

今回、同騎手が騎乗するオンリーオピニオンは逃げ、先行で全3勝を挙げる先行型。6カ月の休み明けになるが、ポン駆けが利くタイプで久々は苦にしない。ハンデ53キロも追い風に、得意の戦法に持ち込んで大駆けだ。

◆日刊スポーツDB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。