サトノカルナバルが着差以上の強さで、重賞初制覇を飾った。東京デビューから中2週で函館遠征、1ハロンの距離短縮、初の右回り、そして洋芝。若駒には過酷な条件だが、これらをすべてクリアできたのは心身両面の強さがあってこそだ。鞍上の意のままに動く操縦性の高さ、仕掛けた時の俊敏性、いずれもAクラス。距離もマイルまでは問題なさそう。今後、どの路線を歩むか注目したい。
佐々木騎手の手綱さばきもソツがなかった。短距離戦でスタートから出して行った分「ハミのくわえ方が少し甘くなった」とジョッキーが話したように、スパッと切れる感じではなかったと思う。突き抜ける手応えを感じながら、早めに仕掛けたのはそのためだ。逃げたニシノラヴァンダが2着に粘ったのを見ても、この判断が勝利を引き寄せたといっていい。もし、ひと呼吸追いだしを待っていたら、もっと際どかった。
4コーナーでは少しもたついたが、最後は力でねじ伏せて1馬身4分の1差。あらためて能力の高さを示した。自身の重賞初制覇がかかる中、1番人気のプレッシャーをはねのけた佐々木騎手の冷静な立ち回りも目立った。



