☆ヴェラアズール（月曜京都11R・京都大賞典7着）

後方から直線勝負に懸けたが、本来の伸びは見られなかった。休み明け、59キロに加え、道悪（重）も影響したのだろう。それでも勝ったプラダリアとはわずか0秒4差。次につながる競馬はできた。昨秋のジャパンC以降、低迷しているが、徐々に「らしさ」は戻ってきている。今回の馬体重は526キロだが、理想は連勝していた昨秋の510キロ台か。そのあたりまで絞れてくれば、もっと切れが出るはず。能力的にも巻き返しは必至だ。

☆シュネルマイスター（日曜東京11R・毎日王冠3着）

直線で前が壁になったのが痛い。しばらく進路がなく外へ立て直すロスがあった。広いところへ出してからは「さすが」と思わせる伸び。最速の上がりをマークしたアドマイヤハダルを一気にかわし、優勝したエルトンバローズに鼻＋鼻差まで迫った。上がり3ハロンの時計は3番目でも、ラスト1ハロンは推定10秒台で最も速い。馬群を割ってこられたら突き抜けていただろう。久々を考えれば上々の滑り出し。次はもっと良くなる。

☆イングランドアイズ（土曜東京8R・3歳以上1勝クラス2着）

今回は中団の外めでスムーズな競馬。折り合いもついていたし、直線に向いた時の手応えも十分だった。坂上では差し切れる感じだったが、勝ったダニーデンがしぶとかった。2000メートル1分57秒3の走破時計も速いし、上がり34秒0も最速。3着は5馬身離しており力は見せた。馬体重が12キロ増えたのもいい傾向。落ち着いた競馬ができたのは精神面の成長か。重賞でも好勝負していた馬で、1勝クラスはすぐに勝てる。