☆ガイアフォース（日曜東京11R・天皇賞・秋5着）

イクイノックスを負かすなら、これしかない、という乗り方をした。前半1000メートル57秒7の速い流れを2番手でついていき、4コーナー手前から動いて先頭へ。ただ直線は1度も後ろを離すことなく勝ち馬にかわされた。普通ならバッタリ止まってもおかしくない状況だが、そこからの粘りがすごかった。逃げたジャックドールが3秒2差のしんがりに敗れたのを見ても、前へ行った組にはかなり厳しい競馬。それを1秒差に踏みとどまり掲示板を確保したのだから評価していい。もう、G1は手の届くところにある。

☆ピンハイ（日曜京都11R・カシオペアS2着）

中団の外からよく差を詰めたが、最後は枠順（8枠16番）の差が出た。ポジションとしては勝ったアルナシームの後ろでちょうど良かったが、ずっと馬群の外々を走らされて距離ロスがあった。それでも最後まであきらめることなく伸びて、並ばれたら突き放す根性も見せた。休み明けで12キロ馬体重が増えていたのはいい傾向。今後は使い込んで減らないことが条件になるが、牝馬限定の中距離戦なら重賞でも十分勝負になる。

☆ショウナンラピダス（土曜東京5R・新馬1着）

まだ、心身ともに子供っぽさが目立つ。スタートも遅かったしダッシュもつかず。道中も集中力を欠くような走りで、戸崎騎手が軽く促しながらの追走となった。4コーナーを回って仕掛けられると、評判馬らしい伸びを見せたが、まだ頭の位置が高く、いくつも改善点はありそう。それでも上がり3ハロンは33秒2をマーク。切れる脚が使えたように、ポテンシャルは高い。本格化には少し時間がかかりそうだが、目覚めれば一気に上のクラスまで駆け上がれる。