熊 連鎖反応だね。今年デビューの谷内貫太騎手(18、大井)が25日大井2Rで初勝利。今年の南関ルーキー8人中7番目の初白星で、残るは後藤蒼二朗騎手(18、大井)だけ、と思っていたら、26日大井の11Rでこれまた初勝利。ともに4月18日が初騎乗で、谷内が99日目、後藤が100日目の初星だ。

いまにし亭(以下い) 2人とも時間はかかったが、現在活躍している騎手にも、初勝利まで時間を要した人はいる。今年6月30日に通算1000勝を達成、南関リーディング7位につける本田正重(34、船橋)の初勝利(06年2月16日)は、前年10月24日の初騎乗から116日目。今では南関を代表する騎手の1人だ。

熊 プロ野球のオールスターが昨日から始まったが、これに出ている選手だって、ブレークするまで時間がかかっている者もいる。

い 最大借金16から前半戦最後に5割に戻した阪神の中継ぎエース湯浅は今年4年目だが、去年までは鳴かず飛ばず。それが今季は目下、ホールドポイントでセ・リーグ1位。ヤクルトの村上、巨人の岡本ら若き長距離砲だって、ホームラン量産はそれぞれ2年目、4年目。

熊 今日は谷内が6鞍、後藤が3鞍の騎乗。勢いに乗って2つ目、3つ目があるかもね。

【今西和弘】