大井のセイカメテオポリス(牡5、渡辺和)が2年連続で15日のダイオライト記念に挑む。10日に大井競馬場で最終追い切り。見届けた渡辺和師は「休養明けの金盃も状態はよかったけど、たたいてさらに上昇。道中の脚のさばきもよかった。全体の時計も1秒ぐらい詰めて、体の使い方も息の入りもいい。すべてにおいてプラスだと思う」と万全の態勢で送り出す。

昨年は5着。逃げ切ったノーヴァレンダとは0秒7差だが、0秒2差に4頭がひしめいた2着争いには加わった。6着とは9馬身差で、師の「船橋2400メートルは合うはず」という見立てが間違いないことも証明。今年に期待を抱かせるには十分な内容だった。

明け4歳の昨年も金盃からの臨戦だが、それまでのローテーションが違い、間隔も中5週あった。今年は中2週と詰まったが、それも織り込み済み。予定通りに調整されてきた。もともと5歳の今年こそと思われていただけあって、ここに向けての意気込みも増す。最終追い切りに騎乗した三野宮補佐も「充実してますよ」と手応え十分。昨年とは違う今の船橋の砂も合いそうで、陣営の期待も昨年以上だ。【牛山基康】